日本臓器保存生物医学会

理事長あいさつ

一般社団法人日本臓器保存生物医学会理事長 浅野 武秀

理事長あいさつ(2007-2008)

 第34回定期学術集会が札幌(北海道大学学術交流会館)にて玉置透会長のもと開催され多数の会員のご参加を得て成功裏に終了しました。
 素晴らしい学術プログラムで、移植/再生医療に供する臓器・組織・細胞に関する臨床的基礎的問題を論じていただくばかりでなく、それに関連する多彩な分野からご講演をいただき、本学会の目的であるCell and Organ Biologyの多様な学派への拡がりをあらためて感じます。実りある本学術集会を担当された玉置会長と関連の皆様に御礼申し上げます。
 この第34回集会を最後に、雨宮浩理事長が退任され、わたし浅野武秀が後任に指名されました。もとより浅学非才の身、稲生、小普A雨宮先生と続いたいままでの理事長に並ぶべくもありませんが、長らくお世話になったこの分野へ幾ばくかの恩返しになればとお引き受けいたしました。
 多くの学会が存在しますが、多彩な学派が一堂に会して集まる本会は、その討議、融合から大きな成果が得られています。医療の次の時代の目的である「臓器/細胞の機能不全に対する治療とその予防法確立」にとって、Cell and Organ Biologyに本格的に取り組む本学会の役割は重要です。
 皆様の更なるご支援をお願いいたします。

理事長あいさつ(2008-2009)

 第35回定期学術集会は長尾桓会長の下、六本木アカデミーヒルズ49で開催されました。今回も日本低温医学会との同時開催です。長尾会長、松野事務局長のお力で、49階からの眺めのすばらしさもさることながら、学術プログラムではそうそうたる先生にご講演いただき、日頃不勉強な私は先端研究をキャッチアップできたいへん助かりました。長尾会長と関連の皆様に厚く御礼申し上げ ます.
 会員からの演題内容はレベルが高く、多彩な学派にもまれて切磋琢磨された本会会員は先端研究の先頭にいることをを実感できました。本会の立つ ” Cell and Organ Biology” 研究をさらに進めて「臓器/細胞の機能不全に対す る治療とその予防法確立」に貢献し、人々の健康な生活の延長にやくだてるも のと確信出来ます。
 理事会/評議員会/総会では、あたらしく「臓器保存研究奨励賞」の創設が提 案/論議され、近々具体化出来る見通しとなりました。 本会では、優れた研 究を世界に向けて発信するため、英文誌「Cell Transplant」への掲載を仲介 するなどしてきましたが、それに加えて、研究費をサポートする体制も出来ようとしています。会員各位の尚一層のご奮闘を期待しています。
 次回、第36回学術集会は岡山市で小林直哉会長の下、Cell Transplant Societyとの Joint Conferenceとして開催されます。研究の進展に向け、次回 も熱い論議を重ねられるでしょう。会員非会員を問わず多くのかたのご参加を お待ちします。

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